3．リマ市内　その光と陰　その1

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10月24、25日はリマ市内をＴさんに案内してもらった。Ｔさんの会社のドライバーがずっと運転してくれるらしい。滞在中、市内のあちこちを走り回ってもらったが、リマの車の運転には仰天した。クラクションが鳴り響き、我先にと車の鼻先を突っ込んでくる。いつぶつかってもおかしくない感じ。気が弱いといつまでたっても進まなそう。助かりました、ありがとう、モイセス！因みにペルーでの自動車シェアはヒュンダイ、KIA、トヨタの順なんだって。

24日10時半起床。ここで、はたとお部屋掃除の方へのプロピナ(チップ）はどうしたものかと二人で頭を悩ますことに。いるのか？いらないのか？いるならいくら？今更ネットで調べて(ホテル内はどこもFree Wifiがある）結局確信ないまま5ソレス×2を置いていくことにした。後で聞いたところ、枕チップはどうやら日本人の習慣らしく、世界基準ではいらないみたい。だから日本人のお部屋にはみんな喜んで掃除に行くらしいです、はい。でも、一回置いたら続けないといけないねぇと勤勉実直な日本人のポコ＆タクはここのホテルでは置き続けることに決定！
ついでに、レストランのプロピナ（チップ）は料金の10％が妥当らしい。カード支払の場合は、ちゃんとプロピナという欄があって、そこに記入するとプロピナを含めた金額がカードで引き落とされるという仕組みだそうだ。

まず向かったのは旧日本大使公邸。1996年のリマの日本大使公邸人質事件を覚えてますか？ その時の銃弾の後が生々しく残る門を見に行く。何を隠そう、Ｔさんはその時の人質のひとりだったんです。

そして、次に向かったのはイタリアンペルー料理の「San Cefefino」。サーブしてくれたおじさんがとても優しくて愛想がいい。2番目のお母さんは日本人らしい。世界の美食家に今ペルー料理は大注目されているとか。確かに料理はどれも美味しい。しかもかなりの量。でも、残ったら「パラジェバール」と言えば持って帰れる。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g294316-d779057-Reviews-San_Ceferino_Restaurante-Lima_Lima_Region.html

満腹になったところで旧市街地セントロへ。
Ｔさんの秘書のエリカと待ち合わせ。Ｔさんとエリカがいなかったらとても歩ける所じゃない。でもペルーの現実を少し垣間見ることができた気がする。車はボコボコ、割り込み、クラクション、物売り。バスの中の人たちもどんよりした表情。
スマホを人前で出してはいけないとネットに書いていたが、こっそり撮影。

夕方の旧セントロは渋滞が酷い。バスの乗り降りとバスの案内が戦争状態。また行く先によってバスの新旧の差が激しく、古いバスの客層は日本では見られないような雰囲気。戦後を知らないが、戦後の日本はこうだったのかなぁと思わせるような風景だった。車の場所まで歩いて移動。このなんとも雑多な雰囲気を味わえただけでも価値があった。
ただＴさんによると、まだまだこんなものじゃないそうで…
ペルーには人種差別はほとんどないらしい。貧富の差別社会だとか。5％の富裕層と95％の貧困層で成り立っている社会。日本のような中間層がないので、安全に暮らすためには好む好まないにかかわらず富裕層の暮らしをしなくてはならないそうだ。

日も暮れて来た頃、ミラフローレス地区の海沿いにある大型ショッピングセンター「Larcomarラルコマール」でカフェラテ。先ほどとは別世界。どうやらここはペルーの富裕層と観光客が集まる場所みたい。お洒落なお店が並んでる。
そして「Parque de Amor」(恋人たちの公園）のよくわからない情熱的な像を一応見学。さすが南米、おおらかです♥

夕食はスペイン料理の店に行ったが満席だったので、急遽スイスホテルのレストランへ。セビーチェという魚料理を注文。昼の食事が多かったのでまだ満腹感があり結構こたえた～。伝統料理となので一度は食したい…でも一度でいいかなぁ(汗）もちろんデザートもしっかり！

ホテルに送ってもらってリマの一日目終了。ここでポコの腰に違和感が…タクにマッサージしてもらって湿布はりはり。アラ還はボディーケアも忘れてはいけません。そうそう、湿布も必需品！！

明日もリマ市内観光。
おやすみなさーい。