19. まさかの…第二弾 大統領府、おまえもか…

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11月10日、ブエノス最後の日なのに嵐のような天候。激しい雨が横殴りに降り、空には稲妻。ホテル前の道路は冠水している。ホテルでモーニングビュッフェを食べ、小雨になるのを待つことにした。お昼ごろラプラタ川上空に雲の切れ間が見え明るくなってきたので街歩きに出かけることにした。
まずはホテル近くのスーパーマーケット「Dia」へ。全て大容量なので持ち帰りは断念。

何か面白いものはないかと物色中ポコ。
溢れる物々に経済危機はいずこへ…

レコレータ地区をぶらぶらと歩く。高級ブティックやアパートメントのエントランスは見て歩くだけでも価値あり。アパートのエントランスは豪華なソファーや椅子が置かれ、高級感溢れる空間が漂い、スーツに身を包んだコンシェルジュが常に目を光らせている。写真を撮ろうとしたけど、どこでもギット睨まれるので断念。観光地を巡る旅もいいが、こうしてただただ街を歩き街の雰囲気を肌で感じるのもだーい好き♥
途中雨が降り出したので、ポコ&タクは傘をさして歩いたが、地元の人達は殆ど傘をさしていない。何人かはフードを被って歩いている。今日は昨日と打って変わって肌寒く、多くの人が冬物のジャケット(中にはダウンの人も)を着てたよ。

フロリダ通りに行こうとタクシーに乗るやいなや、ザッ~と大雨に。間一髪セーフ! ドライバーさん慌てたんでしょうね、メーターを入れ忘れたらしく、到着した時に、オーマイガッって。いくらだ?と聞くと60ペソと。ここ数日の相場感では妥当だと思ったのでそのまま支払った。

酷い雨が降り続くので、フロリダ通りではテナントビルの中を見て歩いた。日本食(ムラサキ スシ)や中華のお店などエスニックなお店が並んでる。ブエノスではスシは人気なんだって。
フロリダ通りは通りに面した店だけではなく、横道に入ったところにも魅力満載!

土産店が立ち並ぶ小路に入り、優しくて人の良さそうなおじさんのお店でお土産を買った。

ここで買ったドゥルセデレチェが意外にも(失礼っ!)絶品。
帰国後毎朝、パンに塗ってるよー。

そしてこの後ショッピングセンターGaleria Pcifico(ガレリア パシフィコ)のバーガーキングでちょっとした事件?事故?が。

カフェはどこもいっぱいで順番待ちなので、地下のフードコートのバーガーキングを買って休むことにした。ポコは結構くたびれてたので、タクが一人で買いに行ってくれることになったの(南米で初めてのおつかい)。バーガーキングというくらいだから英語が通じるだろうと思ったのが間違いのもと。あまりお腹はすいてないから、普通のハンバーガー1個ずつとラージサイズのコーラ1個を買いに行ってもらった…はず…

が、振り向くとドデカバーガーセットを抱え、情けない顔したタクが立ってる。

超巨大バーガー&超大盛ポテト&超巨大コーラ2セット

写真じゃわかりにくいけど、ホントにビッグ!!!直径20㎝くらいのバーガーに縦30㎝くらいのコーラ。

タクに事情聴取したところ、自供内容は以下の通り。
スペイン語で書かれたメニューはわからないけど、写真のセットはわかるのでハンバーガー2個、ポテト、ドリンク各1個というちょうど良いセットメニューを注文することに。英語で話しかけても全く通じないので、セットメニューの写真を指差しながら「ウノ」。店員「シー」とスペイン語で成立!?現金200ペソ札で支払いお釣りをもらうがお釣りが多い。ハンバーガーが2個ではなく1個の料金だと思ったので、「ハンバーガードス」、ついでにコーラの写真を指差し「ラージサイズ」と言うと店員は怪訝そうな顔をし「シー」と言いながら調理場にオーダー変更。数十秒後、トレーの上を見てビックリ。ハンバーガー、ポテト、コーラ、全てラージサイズに。しかも全て2個ずつ。そしてまだ手に持っていたお釣りを全部ひょいひょいっと抜き取られた。勿論、文句も何も言えないタクは呆然とトレーを受け取り、席に戻るしかなかった。

というのが事の顛末らしい。申し訳ないと思いつつも笑いを必死でこらえるポコ(^_^;)

気を取り直して大統領府へ。エビータが演説したあの大統領府へ。Sさんが予約してくれたチケット(無料)を持って大統領府へ。
大統領府は淡いピンク色なのでカーサロサーダと呼ばれている。スペイン語でカーサが家、ロサーダがピンク色のという意味なの。だから英語読みだとピンクハウス?(笑)

幸い小雨になってはいたが、相変わらず肌寒い。そんな中大統領府に到着するもゲートは閉まったまんま。入り口が違うのかとぐるっと回ってみるが間違いないみたい。警備員らしき人を見かけたので聞いてみると、今日の見学はもうない、10時の分で終わったとか。なにやら理由を言ってるみたいだが、そこまでのスペイン語はわからない(^_^;) とにかく今日はもう見学できないらしい(泣)
お~~~大統領府よ、ストに次いでお前もか。ここにきて南米試練を味わうことになろうとは。

後で聞いた話では、修理をする、掃除をする、行事が入ったなどの理由で突然見学がキャンセルされることは珍しくないそうだ。よりによってその日に当たっちゃったのね。

据え膳の大統領府

それではと、直ぐそばの大聖堂(カテドラル メトロポリターナ)へ。

定期的に無料コンサートも開かれているらしい。

南米解放の父サンマルティンの棺。
護衛兵が入り口を守ってる。

護衛兵の交代式に運よく遭遇

アルゼンチン最後の晩餐は「El Mirasol(エル ミラソル)」を再訪。ホテルから近いし、美味しいし、まだまだステーキ食べたいし(笑)

いろいろ食べた中でお気に入りのこの二つ。今夜はポテトもサラダもなしで、ステーキのみ!!

「Bife de Chorizo♥」

「Ojo de Bife♥」

アルゼンチンの牛肉は、噛みしめるとじゅわーっと旨味が出てきて、肉そのものの味を感じられる。しかもとてもあっさりしていて毎日でも食べられそう。牛肉の一人当たりの年間消費量が世界第2位なのも頷ける。因みに1位はウルグアイ、3位はパラグアイと南米三か国が独占。

まだまだ名残は尽きないけど、明日は日本へ帰らなければならない
長時間フライトに備えて…

おやすみなさーい。

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