←3.リマ市内 その光と陰 その1
5.太陽と砂漠の町イカ 〜サンドバギーとサンドボードに大興奮~→
10月25日7時半起床。
タクのシャツをランドリーに依頼。電話を切ったら部屋の外のドアノブに掛けておいてくれと言われ、その後外に出たらもう既に持って行ってた。南米はゆっくりペースと聞いていたのに、予想外に仕事早いぞ!
それからホテルの朝食ビュッフェに。果物とシュースが相当美味しい!写真は地味なんだけど、一つ一つの味が深くて感激!パンも良かったなぁ。大満足♥
あれ?そう言えば時差ぼけがないっ!あまりの長時間フライトのためか、ロサンゼルス空港で走り回ったせいか?理由はよくわからないけどすっきりしゃっきりの二人。
しかーし、この後タクのお腹に異変が!この時はまだ昨夜飲んだコーラックが効き過ぎたのかなぁと軽く考えていたんだけど、これが地獄の一週間の始まりだったのだ。その顛末は後においおい…
9時半にTさんが迎えに来てくれてセントロ観光へ。その前に両替に連れて行ってもらった。ペルーではほぼ現地通貨ソルで支払う。高額な時はドルでも大丈夫だが、普通はソル。また余談だが、お店にカード払いのシールを貼っていても本当にカードを使えるかどうかは確認した方がよい。いざ支払う時になって「機械が故障して今は使えません」と言われることが多々あるそうで。本当に壊れているのか、最初から貼り紙だけなのか定かではないそうだ。ということで、ミラフローレス地区の両替所に。
それから大統領府。衛兵の交代式もちょうどやってたよ。盾を持った警察、マシンガンを抱えた兵士が周りに立ってる!!この辺りは観光客が多いためスリも多いとか。物騒だけど、反対に安心だと思ってたら、Tさんによるとこちらの警察官の7割は信用できないらしい。賄賂を要求したり、自ら泥棒になったり…考えられない世界だ。
大統領府の斜め右手前にはカテドラル。
この大聖堂の建築の際、最初の礎石を置いたのがあの有名なスペイン人征服者フランシスコ・ピサロ。カテドラルの荘厳さに圧倒される。元々は小さな教会だったそうだ。スペインの権力の強さ、圧政、搾取、そんなことに想いを馳せながら見学。
アルマス広場からドライバーのモイセスが待つサンマルティン広場まで迷いながら歩く。Tさんが何度も人に道を聞く。何故だろう?ペルーでは「知らない」と言わないことが多い。嘘でもいいから何か答えてくれるらしい。優しいんだか人迷惑なんだか(笑)だから3回道を聞いて同じ答えが返ってきたら信じていいんだって。きっとTさん、何度も痛い目に遭ったことがあるんだろうなぁ…
通りにある食堂では「前菜、メイン、飲み物」でも8ソレス(300円)くらい。これが庶民の生活らしい。
サンマルティン広場はスリやひったくりが多いので気をつけるようにと。ポコはショルダーバッグを斜めがけしてその上に薄手のジャケットを羽織って準備万端。タクはポケットがいっぱいある例の古着ジャンパーにお金を分散してるので、もしスラれても被害は少額。このジャンパーはホントに優れもの。
モイセスの車でサンフランシスコ教会へ。世界遺産になってるくらい素晴らしい建築物なんだけど、いちばんの印象はハト、ハト、ハト。メリーポピンズの「Feed the birds」のメロディーが頭の中にずっと流れてた。
サンフランシスコ教会は外からだけ眺めて、一路ランチへ。昨日満席で入れなかったスペインバル「La Cuchita」
どれもこれも絶品!しかしかなりの量で、悔しいかなパエリアは残して「パラジェバール(持ち帰り)」
あー!いちばん気に入った伊勢エビをハーブで蒸した料理の写真を撮り忘れてる!
美味しそうな料理の写真の直後で申し訳ない…
お店に着くなりタクがトイレに駆け込む。まだこの時はコーラック効果ありすぎ~と楽観してたオプティミストのポコ。タクは何か変だと一抹の不安が頭をよぎってたらしいが、パエリアは残したものの、他は全て完食。見上げた根性だ!
食事の後はTさんがいつも立ち寄る市場へ。いちばん目を引いたのは色とりどりのフルーツ。Tさんお勧めのケサディージャを試食してみる。中身はまるでカエルの卵。とろみとしゃりしゃり感が好きな人にはたまらないそうだが…(汗)
そして「ラルコ博物館」へ。ペルーは金銀の宝庫だと実感。財宝を求めて来たスペイン人にとってはペルーは夢の国だったんだろうな。考古学はよくわからないので、さら~っと見学(^_^;)
夕方、リマ市内を一望できるサンクリストバルの丘へ。ここは治安があまり良くない。夕方から夜は特に。もう薄暗いよ、大丈夫かなぁ、とドキドキしてたポコ。それなのに車中で爆睡。気づいたらほぼ丘の上だった。オレンジ色のベストを着たお兄さんがひとり。パトロールのようだが(公的か私的かわからない)、彼自身が危険人物という可能性もあるらしく、車は降りずにリマ市内を眺める。そこへ1台のワゴン車が登ってきた。Tさんすかさずモイセスに下るよう指示。ホントに危険な場所なんだ!
坂道の両脇には箱のようなバラック小屋がずらっと並び立ってる。人影は殆どなし。昼間はツアーバスも出てて、観光客やリマ市民に人気の場所なんだって。でも夜の雰囲気は危険な香りぷんぷんでした。
丘の上から見たリマの街。写真がボケててわかりにくいけど、四角いコンテナのような家が並んでるのが貧民街だそうだ。
これは別の日の違う場所だけど、貧民街。四角いコンテナの家はこんな感じ。
本日最後はピラミッド遺跡「ワカプクジャーナ」にあるレストラン「RESTAURANT HUACA PUCLLANA(レストラン・ワカ・プクジャーナ) 」。
ライトアップされたピラミッドを見ながら食事…のはずが、団体予約が入ったので、遺跡の見えない室内の席に案内された。残念!
もうお腹いっぱいで手長エビのスープだけ頼んだけど食べきれず…タクはお腹が本格的になってきた模様。同じく手長エビのスープだけ注文。食べても食べても減らないよー。
遺跡はガイド(無料)と回らなければならない。照明は薄暗く、寒いし、何を言ってるのかよくわからないし、で途中で帰ることにした。ちゃんと遺跡を見たい人は昼間に行くべし。
ホテルに帰ってお風呂に入ってくつろぐも、タクのお腹は治まらず。これはコーラック効果じゃないぞと流石のポコも心配になる。持ってて良かったねー日本から持ってきた柔らかいトイレットペーパーと赤ちゃんのお尻ふき。南米では普通トイレットペーパーは流さず脇のボックスに使用済みの紙を捨てるんだけど、このホテルは水圧高いし、日本製は水に溶けやすいだろうし、大丈夫ではなかろうかと勝手に自己判断して使用済みの紙は水に流してた。計6泊しても問題なかったからきっと大丈夫だったんじゃないかな?外では流せないにしても、明日からは外出の時も日本製の柔らかいトイレットペーパー持ち歩かないとね。
明日は人生初の砂漠イカへ。
今日はこの辺でおやすみなさい。
コメント